2016.03.04更新

鍼灸師のドイですgya

 

 鍼灸の治療をしているとたまーに予想外な反応を患者さんの身体が示す時があります。例えば背中の筋肉をほぐしているのに足先のしびれが解消したり、腕を治療していて顔の表面が響いたりと。。普通に考えるとなんで?不思議?変なの?と思われて不気味に思われるかもしれませんが、基本的には有資格者は体全体の神経の流れを理解しています。その為、目的の身体の箇所とは少し違う場所の部位を触って治療効果を得ようとすることがあります。患者さんの中にも神経の流れを理解していて痺れ感や響き感を理解してもらうことがあるのですが大半の方は不思議に思われると思います。

 


 かくいう私も術者の端くれですので、体の神経支配の部位は理解してはいるのですが、鍼灸の中には「ツボとツボのつながりで影響を与える」こともままあるのです。これは神経支配とは少し違う感じで影響が出るので鍼灸師の人間以外は、はてな?となってしまうことが多々あります。ちなみにそのツボとツボのつながりの事を専門的には「経絡(けいらく)」といいます。この経絡の流れは以下のように全身くまなく連携し作用し合います。

経絡の図

例えば
肺経は 体幹から指先 ⇒ 大腸経は その指先から ⇒ 体幹へ 
と肺経と大腸経は連携しています。
ですので、肺から大腸⇒胃⇒脾⇒心(心臓)⇒小腸⇒膀胱⇒腎⇒心包⇒三焦⇒胆⇒肝(肝臓)からまた肺に戻ってきます。

この流れを利用して治療効果をみる。ということが鍼灸師の思考にはあります。ですが、患者さんに「今、痛む部位とは違うけれど、ツボの流れを利用して足先にお灸します」というと納得までいかないまでも「あ…はい」とあいまいなお返事を頂きます。その方にツボとは、ツボの流れとはと説明をしたいのですが、現実は治療時間内ではほぼ無理ですので、このブログなどを通して情報公開しているという次第です。まだまだみなさんに理解してもらい市民権を得ているとはいいがたい鍼灸治療ですが、魅力的な治療であることは間違いないのです。ぜひご興味おありな方はスタッフまで。

投稿者: だるま整骨院

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