鍼灸師の「腎臓」への想い(その②)
2016.02.13更新
おはようございます。
昨日に引き続き土井が担当いたします。
下の相関図にあるように
腎臓の不調を出発点にして
①膀胱が硬く頻尿
②肝臓付近が硬い
③大腸が動きが悪く便秘ぎみ
①´膀胱が硬くて夜間の尿がうまく貯められず2時間ごとにトイレに行く
②´肝臓が硬いと言うことで肝臓は筋肉と関係しているので全身が硬くなる。
③´頻尿のためか大腸まで水分が届かず便秘になる。
腎臓自体も硬いことで気力・体力が充実せず、筋肉が細り、髪、歯、骨がかけやすくなる等々。皆さんそれぞれに事の大小はあるでしょうが心当たりがあるのではないでしょうか。
これらの症状を私はどう治療するか。
まずは手で触れて少しほぐし、それでも硬い場合はお灸で温熱治療し、それでも…の場合は細―いほそーい鍼(はり)で腎臓の周囲の筋膜や腹膜をほんの少し刺激して改善を図ります。
実際、腎臓が柔らかくなった患者さんは体調が良くなるだけでなく、若返ったかのように筋肉のハリや胴回りの肉付きが変わります。これは個人差はありますがひどい症状の方ほど変化は著しく現れます。
日頃、鍼灸と触れあう機会は少ないかと思いますがなかなか魅力的な治療です。私自身、過激な治療は好まないのでなるべくソフトで低刺激な治療を心がけています。ぜひご興味がある方はスタッフに質問してみてください。
【次回記事予定】
「症状が変わる瞬間~波打つ身体~」
「ミラクル経絡~不思議なふしぎなツボの流れ~」ほか
♬ 次回をお楽しみに♬
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