2016.03.25更新

こんにちは 鍼灸師のドイですgya

 

鍼灸の治療にあたり私は患者さんの何をみるのか。


私は先ず、その人の歩き方。診療室への歩みのすすめ方をみます。姿勢の良し悪し、歩みの速度、左右のバランス、足を引きずっていないか。そして雰囲気などなど患者さんが入って来てすぐに色々な情報をキャッチします。そして顔や髪の毛の色つや、目の力を見つめます。これらは東洋医学では触れることなく「見る」診察で「望診(ぼうしん)」といいます。そして患者さんを目の前にして患者さんからの声の力やのどの状態を耳で聴くこと。または患者さんから発せられる臭いなどを感じ取ることを「聞診(ぶんしん)」といいます。そして実際の生活状況や体調その他もろもろを伺いながら検討するのが「問診(もんしん)」といいます。
そして、今度はベッドで患者さんの身体に直接触れます。ここでは触れて診るので「触診。。。ではなく「切診(せっしん)」」といいます。そこでは冷・温感、硬さ(ハリ、コリ)柔らかさ、色合い、産毛の生え具合なんかも見ます。当然のことですが悪い所、弱っているところは硬かったり、冷たかったり、産毛が生えていたりとフラットな状況ではありません。そこで基本的にはもみほぐしたり温めたりして柔らかくしていく方向へ持っていきます。
一通りの治療を行い、患者さんご自身に痛み等の変化があったかどうかを確認してもらってから、また再度「望診」や「切診」を行います。そこで目の力が変わったり、起き上がる際の「あたたたッ」の声がなくなったりと軽やかに患者さんが動けるようになれば本日の治療は成功となります。

 

hitomi


術者はいつも患者さんから発せられるこれらの些細な情報を大きい小さいに関わらず感じ取りながら体の状況の判断材料にします。それでも難しい症状だったり複雑に、いくつかの症状がいり組んでいたりする場合、最後は自分の持つ経験値による判断にゆだねて患者さんをみて説明します。ですから患者さんが院内にいらっしゃる1時間弱の中で術者は患者さんの一挙手一投足に神経を研ぎ澄まして見つめています。ですので「あの先生仏頂面して愛想もないね」と言わないでくださいね。

投稿者: だるま整骨院

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